バナナが売り切れで

朝起きたら、腹痛。原因不明なり。全宇宙が。ぼくの。お腹に向けて収縮する。かのごとくであった。再度寝る。起きたら、回復。池袋へ。リブロで何気なく手に取った本が二冊続けて「ピエブックス」という出版社のものだった。北欧デザインものと、ベトナムもの。そしてぐるっと一通りフロア中のデザイン関連、写真関連、美術関連の、おしゃれで、かっこいい、いかした雑誌群を立ち読みし、上のフロアに上がり、仏教もの、哲学もの、文芸批評もの、といった、およそおしゃれとは無縁な、しかし、いかした複数の本を閲覧した後、今一度先ほどのフロアへと下り、あらためていちばん最初の棚に行って、なんとなく一冊の本を手に取ったところ、それがまたしても「ピエブックス」であった。愕然とする。なんということであろうか。なにかの陰謀だろうか。オニツカタイガーものの本。互いにその内容としては無関係であるといってよいかと思うが、なにか共通のテイスト。とでもいったものを無意識のうちに読み取っていたのかしら。わたくし。不思議なこともあるものだ。リブロでは『プロとして恥ずかしくないwebデザインの大原則』。これを買うプロはきっと恥ずかしかろうと思うよ。よく考えたら。ジュンク堂で星野智幸『アルカロイド・ラヴァーズ』(サイン本)。初出掲載時に読んでいたので、単行本を買うのは控えていたが、著者本人のサイトで、サイン本を書き置いてきた旨を知り購入に至ったのであった。都会って、いいね。スターバックスは通り過ぎ、ベローチェで読書。美容院へ行ったグリコを待つ。合流後、「つばめグリル」にて食事。二日間で、これ、二回目の食事なのであり、多少の贅沢は許されるところですよね。ね?と神さまに断りを入れつつ。食べる。旨い。店員。かわいい。電車で。帰宅。の前にスーパーマーケットにて牛乳。ジャワティ。ヨーグルト。今日はバナナが売り切れであった。荷物が。重い。なんだかんだで、10冊もの本を持ち歩いていたのだった。