読書の秋

3時頃起きる。雨。朝に続き『二十世紀』の(下)にとりかかる。途中で、こないだドゥマゴ文学賞を受賞した『新潮9月号』の田口賢司『メロウ1983』を読了。読みかけだったが頭から読み直す。単行本では『メロウ』に改題したようだ。昨日本屋で見たけど、虹色のとてもきれいな装丁の本です。田口賢司という人はきいたことがなかったけれど、10年ぶりの小説という『メロウ1983』はとてもおもしろかった。いまや懐かしいポップ小説といったところか。初期の高橋源一郎っぽいところもあって、とてもよかった。読後になにも残らない。ということが残る。すばらしい。飯も食わず夜まで読書。9時過ぎ、やっと食べに出る。モスでも読書。途中で会社帰りのグリコもやって来る。こんなに本を読むのは読書の秋だからかな、とおもったので「読書の秋だからかなあ」といったら、「一年中じゃん」といわれて、なんだかなんとなくがっかりしてしまいました。