『なんくるない』

夕方5時に起きる。よく寝たなあ。具合があんまりよろしくない。夜、自転車でタイラーメン屋に行く。トムヤムクンラーメン。焼豚炒飯。おいしい。よしもとばななについて話す。よしもとばななは「商店街の人」である。という結論に落ち着いたけど、それはいわなかった。スーパーマーケットでジャワティ。ヨーグルト。深夜、よしもとばなな『なんくるない』読了。表題作の「なんくるない」は、あるポイントを過ぎたところから、これでもかとばかりに畳みかけるような高揚感、幸福感、絶頂感が、もうどこで小説が終わってもおかしくない、という状態で延々と続くのだが、それはいささか過剰であって、小説としては破綻しているだろう。という言い方は小説にとってなんら悪いことではなく、魅力のひとつである。などと思いつつ、あとがきを読んだら、12年いっしょに過ごした愛犬のとの最後の日々を過ごしながら書かれた小説だと書いてあり、なんだかものすごく納得した。